コンサート振り返り

例年より少し早い梅雨明け。やぱり梅雨明けした本格的な夏の暑さは厳しいですね！

どちらかと言うと寒さに弱い代わりに夏は得意なのですが、流石に最近はホットのお茶を飲むことも少なくなりました。

前回のブログでも少し触れた、コンサートの振り返りを今日はしようかなと思います。

まずは6/13のフルートとお箏のコンサート。

こちらは約2年半ぶりの自主企画。自分の企画でコンサートをするのは大好きだったのですが、自分のできる演奏や持っている能力、これからの活動の方針をしばらくの間考え、いろいろな方向転換をしたりそのための力を蓄えるために企画をお休みして、さらにコロナの影響もありしばらくじっとしていました。

久しぶりの企画ではお箏の松浪千紫さんにお力をたくさんお借りして、日本の笛とお箏の伝統的な曲や、それぞれの独奏、そしてジャズや映画音楽まで様々なジャンルに挑戦しました。ソロでは八村義夫さんの「マニエラ」に取り組みました。ライトな場所ではなかなか披露することのないジャンルの曲は、生演奏だからこそ感じ取れる空気の振動や空気感、響きのバリエーションを味わうことができると思います。そして演奏者自身も、複雑な譜面と向き合うと作曲の意図や曲が出来上がった背景を考えざるを得ない。一つ一つの音の意味を追求できる作品というのは、旋律的な要素がないからこそよりそれがダイレクトに表現されているのかなと思います。音楽は自在に形を変えて、いろんな場所や人に寄り添うことができる魔法のようなものだと思いますが、それがなぜ良いのか？どうして感動するのか？その理由となる音の本質を私なりに届けて伝えていく活動も、やめてはいけないのかなと思います。

また、2部での音響機器を使って同期音源とお送りするステージは、さらに二つの楽器の可能性を広げるステージになったと思います。皆様からいただいた様々なご感想や、私たちのこれからのやってみたいことあれこれと、またいろいろ考えながら演奏を作っていけたらと思います。

本番やリハーサルの様子を少しお届けします🎶